美術館ハシゴ
渋谷から東急東横線にのって自由が丘へ(特急で約10分)。そこから各停の大井町線にのって上野毛下車(15分)で、いってきましたよ五島美術館。ただいま年に一度の国宝源氏物語絵巻展示中です。源氏物語絵巻はここと、あともう一箇所名古屋の徳川美術館が所蔵しています。私は以前名古屋に住んでいたので、この徳川美術館の方はみたことあるのですが五島美術館のははじめてでした。こちらがもっているのは「鈴虫(一)」「鈴虫(二)」「夕霧」「御法」の四巻。すべてが出ていました。どれも有名だから(「鈴虫(二)」なんかはお札にもなってるし)、誰でも一度はみたことあるものですが、やっぱり感動。当代の技術の最高峰にあったものだけのもつ緊張感というか、ハリを感じます。
展示は、例の復元された源氏物語絵巻と並べられていました。色鮮やかでこれも感動的です。先日学校で、生徒に国宝と、復元を両方みせたのですが復元のほうが反応よかったですね。
もちろん、本物のほうの時間の流れを感じさせるさびさびした感じもいいんですけど、昔の人の「色」に対する感覚が伝わってくるので復元のほうも見ててあきません。
本が出ています。
- 作者: NHK名古屋「よみがえる源氏物語絵巻」取材班
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/02
- メディア: 大型本
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挿絵を描くのに物語のどのシーンを採るか、っていうのはすごく興味深いところだと思うけど、昔から雲居雁が背後から忍び寄って、だんな(夕霧)の浮気の証拠である手紙を奪おうとするまさにその瞬間を描いた「夕霧」は面白いなあと思っていました。ちょっと説話的というかお笑いの要素がはいっていますよね。
あとこれ、懐かしくて本棚からひっぱりだしました。
- 作者: 三谷邦明,三田村雅子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 1998/12/18
- メディア: ペーパーバック
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この日は、この後恵比寿の都の写真美術館にいって以下の二つの展覧会を見ました。
・「知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展」
・「シュルレアリスムと写真 痙攣する美」
どっちも面白かったのですが、また書きます。
(書きかけ)